あおぞら
鈴木(suzuki)
かぜのそら
青くひろがる窓を開ける
ごぉうと音を立てて
吹きすさぶ春風にのって見上げる空が
ただ悲しいくらいに広くて
痛いくらいに胸が嬉しくて
にんげんである自分が
(無性に)
溶けこめない甘い絶望が胸に満ちて
しきる窓をとじて閉めた
自由詩
あおぞら
Copyright
鈴木(suzuki)
2004-02-23 10:45:17
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