雨あめ降れふれ
プル式

タバコを買いに玄関を開けると
雨蛙が雨宿りをしていた

物珍しいので
横にしゃがみこんで
雨あめ降れふれを歯笛で吹いた

ケリリッと一声鳴いて
雨蛙はぴょんこぴょんこと
行ってしまった

僕は傘をさして
雨あめ降れふれを吹きながら
ごめん雨蛙って思った


自由詩 雨あめ降れふれ Copyright プル式 2006-06-17 22:50:40
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