日朗歩野

君の歌
聞きたかったのに
おいしいお酒も
もっともっと
一緒に

もうすぐ
夏が来る
青い青い空
見上げるしか

君の歌は
どこ?
たくさん たくさん歩いて
もう一歩も歩けないまで歩いて
眠ればいいのかな

少しの思い出を
くりかえし
くりかえしてみる

僕をやさしいって言ってくれた君に
一つもやさしく出来なかった

僕の歌は
いつか届くかな

言葉にならない
僕の歌
酔っ払って寝ちゃう君に
そっとそっと
届くといい

君に気づかれないまま
君の力になれるといい

もうすぐ
夏が来る
遠い遠い夜空
見上げる

そっと君に
歌ってみる
僕を君で満たしながら
君の歌を探しながら



自由詩Copyright 日朗歩野 2006-06-16 21:24:46
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