ヒト離
プル式

あると思った物が

なかったと気が付いたならば

なぜに哀しいのでしょう。

言葉を伝える人が

いないと気が付いたならば

なんと寂しいでしょう。

だから私は

貝であらんと

何も見ず

考えもせず

あるがままに

そこにあったのに。

ただ

そこにあったのに。

なんと虚しい事でしょう。


自由詩 ヒト離 Copyright プル式 2006-06-11 03:43:25
notebook Home