真面目に生きる
山崎 風雅

 暗やみの夜の中で
 煌くネオン
 家庭の団欒のともし火

 人はそれぞれ
 胸に暖かい暖炉が灯ってないと
 生きていけない弱き存在 
 
 つながりのなかに  
 自分を見つける

 これまで先祖が積み上げてきた歴史
 今も僕は先駆者の上につながっている

 人生に絶望した季節もあった
 世の中を恨めしく思えた時期もあった
 
 自分が変われば周りも変わる
 帳の下りが降りた深夜の静寂は
 火照った神経を休ませてれる

 星空がきれいだ
 どうなる判らない人生だけど
 苦難を乗り越えてきた

 誠実に生きていこうと思う
 
 罪は許された
 もう前向きに生きていこうと思う
 過去は変えらない
 帰られない
 目の前に立つふさがる
 壁が乗り越えられなければ
 それでもいい

 生きてることに意味がある
 降り注ぐすべてのことは
 意味がある

 擦切れてよぼよぼになっても
 行きることに真剣に取り込みたい






自由詩 真面目に生きる Copyright 山崎 風雅 2006-06-10 00:37:36
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