オーラについて考える。
腰抜け若鶏

ちまたで話題のオーラについて考える。
オーラとは何なのか、その正体は知らない。
けれど同一人物なのに、
昨日と今日ではその人の印象が全く違う人がいたりする。
聞けば失恋していたり。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚。
人が何かを認識するためには五感に頼っているとは通説。
私はその他にも未だ科学では証明されていない何かがあると思う。
相手の雰囲気、そのまとっている空気を関知する第六感と呼ばれるものが。

よく、アイドルは普通の人とオーラが違うと聞く。
思うにオーラの大きさとは、
その人が持ってる自分自身への自信に比例しているような気がする。
オーラの強い人の前に立つと相当なプレッシャーを感じるようだ。
オーラの強い人はもとが大した事なくても美しく神々しく見えるようだ。

ライオンのたてがみの話をしよう。
ライオンの中にはたてがみの黒いものがいる。
若いライオンはみんな黄色いたてがみだ。
喧嘩をして、見事それに勝利すると男性ホルモンが刺激されて
ライオンのたてがみは黒くなっていくらしい。
黄色いたてがみのライオンは黒いたてがみのライオンに道をゆずるのだそうだ。

オーラとはおそらくそういうものなのだろう。
オーラをまとっている人間とそうでない人間はすぐに分かる。
オーラをまとった人間には頼まなくても人が寄ってくる。

一般に顔立ちが整っている人の方が
周りから甘やかされているからオーラをまとっている人が多い。
しかし、顔立ちが整っていなくても
オーラをまとっている人はただそれだけでもう怪しいまでに魅力的だ。

オーラをまとうためには自分に自信を持つ事。
確固たる自分を持ち、自分の主義は貫き、自分で決めた事は必ず実行する。
すると当然世間の反発を招く。
またオーラをもたない人の妬みを買う事にもなる。

オーラを持つ事が必ずしも自らのメリットになるとは限らない。
しかしオーラを持たない事によるデメリットも多い。

以上が今の段階でオーラについて考えられるすべて。


散文(批評随筆小説等) オーラについて考える。 Copyright 腰抜け若鶏 2006-06-08 20:53:42
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