夢うつつ
プル式

夢現のなかで気が付くと

君がひざ枕をしている。


僕は嬉しくて仕方がないから

君のお腹に顔を埋める。


どうしたの?と君が聞くから

僕は甘えて君に巻きつく。


どうしたの?と君が笑うから

僕はそのまま首を振る。


とんとんと優しく背中をたたき

髪をなで、甘やかしてほしくて。


ぎゅっとしてほしくて

ぎゅっと巻きつく。


目覚まし時計の鳴る直前

夢とウツツと切ない残像。


自由詩 夢うつつ Copyright プル式 2006-06-06 02:45:39
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