ジャガー
atsuchan69

星々を吊るした 天空を仰いで 
今夜も眠れない、
自由へとつづく 格子の窓辺
月の海へと拡がる街、勝手気ままな娘たち。

やみくもに走るジャガー、ながれる孤独 点滅するその愛、
左折だ! ヴィーナス、希望の園へ

濃いロマンスの匂い 近づけば、
幼い夢など微塵もなく 清潔な肌が露出している
甘い声と ガラス細工の身体 おびえを隠して
笑う くびすじの か細さ。

朝がきて 寝過ごすと、
女がコーヒーをはこんだ。

くびすじに ふたつ、牙の痕をのこして



自由詩 ジャガー Copyright atsuchan69 2006-06-03 11:16:06
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