無題
よーかん

とうとう壊れた

ボクドラえもん

今日は良い日だった

天気も良かった

行きのバスで
最近話してなかった
ナカマと会話出来た

仕事も順調だった

大工さんのそばで
ペイントの作業が出来て
楽しかった

職人さんの仕草はカッコイイ

大工さんの頭の上に
簡易足場を置いて
仕事をさせてもらった

ボクが塗料をたらさないと
信用してくれた

嬉しかった

弁当食べた
秋刀魚が入ってた
冷えた秋刀魚は
なんだか懐かしい味がした

熱かった
汗はかかなかった
ナカマが口笛を吹いて仕事をしていた
微妙に音程がずれてて
カワイかった

植木職人さん達が
ボクの足場の近くを
行ったり来たり
一輪車をおして
一日中頑張ってた
スゴイなと思った

疲れた
もう疲れた

仕事に疲れた

無意味な事をしている
そんな風に思えた

ヒトに疲れた

偏見と中傷
陰口と噂話
あだ名

そういうの全部につかれた

正直に話せば
疑うし

話さなければ
勝手なデマを
作り上げるし

そういうの全部に疲れた

ボクはただ
仕事を淡々とこなしたいだけ

なんで邪魔する
なんで観察する
なんで推測する

ほっといてくれ

疲れた

壊れた

きみは何もん?

ボクドラえもん







未詩・独白 無題 Copyright よーかん 2006-06-01 21:57:38
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