「サワーブルー」
こめ

いつか見えなくなる希望の光に

昨日まで見えていたはずの僕らの

足跡は砂嵐に巻き込まれて消えていった

はじけた涙の湖が

ゆっくりと波を立てながらながれてく

言葉に出来ない思いは

音符となり世界にながれてく

アスファルトから突き出た

タンポポがとても勇敢に見えたよ

とぎれない人並みに

僕はすがたを隠して

闇にまみれ暗闇に住み

僕はあの頃の自分の影を

追いかけ心の中に咲く

はかなく揺れる花を

つみ取ろうとした

もう巻く必要のない

ゼンマイをまわしつずけた

涙一粒で僕と傷つける

瞬きするたびに見える景色は

毎回違い

僕は街の明かりに心を和ませる

雲一つない真っ青な

サワーブルーのような空に

光り輝く栄光の一番星をつかみ取ろうとして

思いっきり背伸びをしてジャンプした

けど所詮50?のジャンプ

掴み損なった手を握り

ポッケトにしまい込んで

また僕は決まったレール上を

歩き出した

曖昧な僕の存在を

はっきりと表すように

悲しみのトンネルを抜け出すよ




自由詩 「サワーブルー」 Copyright こめ 2006-06-01 21:19:28
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