ぽえむ君−薄雲−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

変化は気づくか
気づかないかであり
常に必ず何か変化している

今日もまた

朝の散歩をしていると
薄雲に出会いました

空の中を
ゆっくりと通り過ぎていく
青から白に
空を染めていく

それでいて
光を透過させ
大地に変わりがないように

それは雲の優しさ

生きるものを守るかのように
静かに空を流れていく

空の大きな変化に
大地は気づくことなく
心地よい初夏の風に
その生をその生のままに

雲はどこまで続くのか
どこへ行くのか

静寂な変化の中で
大地は今日も
いつもと変わらぬ生を創り出す

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−薄雲− Copyright ぽえむ君 2006-06-01 13:51:22
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