ぽえむ君−流浪−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

人は安堵を求めるために
漂い彷徨う

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩に出会いました

丘の上に
ひっそりと石に刻まれた
一編の詩

 人は安堵を求めるために
 漂い彷徨う

 流れ流され彷徨いつつも
 ここに立ち
 ここに在る

 この丘に立ち
 遠くを眺め
 我を見つめる

 この丘に在り
 未来を想い
 我を認識する

 この丘を下り
 今の中に立ち
 今の中に在り

 漂い彷徨いつつ
 安堵に辿り着く

 生きる限りまた
 人は彷徨い始め

 再びこの丘に上る

今日のぼくもまた
彷徨う一人

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−流浪− Copyright ぽえむ君 2006-05-27 00:03:08
notebook Home 戻る