透過
こしごえ

朝の空気の
光に濡れた
清々しい香気に、
私の五感はしとしとと沈み水面みなもをみあげる重く熟した金属の愁い。

空間をよぎる
不透明な視線は、
無知な陽炎となってさえずり虚空を燃やす。

いけませんか、。
静脈を逆流する衝動の青紫な告白。
いよいよ朝日は透けていくばかりで・・・
潤う焦燥









自由詩 透過 Copyright こしごえ 2006-05-26 06:52:28
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