そんな一日 〜五月〜
ススメ




溶けた雲の合間に
純粋な青色は虹彩にとらわれ
雨粒の音にアスファルトの匂い
葉の埃は落ちきり緑の鏡になってる
片手の本は重くて軽くて
瞼は濡れるような乾くような
遠くの葉音が聞こえる
皆の足音が地面に残る
この大気の音を
私の鼓膜は楽しんでるようだ


自由詩 そんな一日 〜五月〜 Copyright ススメ 2006-05-20 20:59:30
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