イノチノオト
松本 涼

とてもシンプルな音を立てて
きみは生きている


噎せ返る緑の中を駆けるときも
たましいの全てを委ねて眠るときも
まるでありのままの世界を描くように


混じりけのないの声で笑って
伸ばせる限りの筋肉で跳ねて
君はイノチを踊る


とてもシンプルな音を立てて
きみは8歳になった


自由詩 イノチノオト Copyright 松本 涼 2006-05-19 22:24:02
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