朝日の街にソネットを
セイミー
朝早く街に出よう
朝日を食べに出かけよう
凍てついた空気を割って出ていくと
背の高い時間がみしみしと音をたてて流れている
きみに見えるだろうか
力づよい足
節くれ立った手
何てったっていちばんだ
動き始める直前の機関車のように
街は浅い夢を眺めていて
東に向かって寝返りをうつ
さあ出かけよう
朝日を食べに
はち切れるからだひとつを連れ立って
自由詩
朝日の街にソネットを
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セイミー
2006-05-18 23:25:29
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