ジベタリアンが幸せな理由!
ayu-m


最近、路上ライブを始めました。


お父さんに貸してもらったギターを千葉から北海道まで
うんとこうんとこ運んできて、札幌はすすきの駅で降ります。
地下道のほとんど店が閉店してシャッターピシャンな明るい道を
ぽちぽちコアそうな人が歩いている合間をうんとこうんとこ歩いて
狸小路と描かれた出口から出たらもうちょっと、ウロウロします。

夜の狸小路は、路上ライブの人で溢れて、
なんとなく聞いてる路頭迷い中のおじちゃんやら不思議な格好したお姉さんやら
酔っ払っちゃってるおばちゃんやら、カップルやら
比較的忙しくなさそうなカンジの人が座り込んだりして聞いてます。

どこにしようかな〜どこにしようかな〜
ウロウロして他の人の邪魔にならそうな所探します。
今日は閉店したメガネ屋さんのメガネロゴのシャッター前!
背中にでかいメガネ背負っちゃってさ、こんなカンジで座ります。

おしりが床につくまでちょっと緊張。おしりがくっついちゃうと自分が
ちっこい子供の目線まで落ちるから、安心しちゃうんです。
あ、じべたって居心地良ぃな〜!って思うの

喧騒の中では上手にギターが調弦されてくれないので、ちょっとやきもき。
特に看板とか出して無いのできまぐれな聞いてくれる人が居たらま、それはそれ?
でも床に座ってもう安心、安心。なんでも出来そう!

聞いてってくれた人は
酔っ払ったおばちゃん2人組。
いろんな色の髪の毛したパンキッシュな女の子5・6人組
フォークに熱い酔いどれおっちゃん
実は盲学校出身なんだとぽつぽつ語ってくれたお兄さん
遠めに見ていたホームレスのおじいさん
なぜかリモートコントロールクラウドのだいちゃん。
黙って立ってたからわかんなかったよ!これからライブかあ、行きたいなあ。

通り過ぎる人は、一瞬だけ私のギターとかBGMになっちゃう
鼓膜ジャックの狸小路をわざわざ歩く人だから、きっと好き。

帰りは北18条に立ち寄ってギーマガジンカフェでお茶がてら
taecoさんとかシーシャさんとお話したり演奏聴いたり
久々の再会もあって嬉しい夜でした。

自分の中に2人居るから寂しくないわって人なんて、今んところ知り合いになしだから

多分、だからこうやってお出かけする?そのあたりで2人目をみつけるべく?

まだ疑問な事が沢山あるので、まだまだ子供ぽいのに
じべたに座ってもっと子供になっちゃうのが、とっても居心地良いのです。


散文(批評随筆小説等) ジベタリアンが幸せな理由! Copyright ayu-m 2006-05-18 13:42:16
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