ぽえむ君−香玉−
ぽえむ君

ぼくは詩人

共鳴は同情以上に
心に広がる

今日もまた

朝の散歩をしていると
不思議な玉に出会いました

野球のボールかと思う
大きさと白さ

やわらかい布でつくられた
その玉を
軽く押してみる

するとなんともいえない
ほのかな匂いが

ふわっと

あたり一面に漂う

小さな小さな
匂いが詰まっている1つの玉

その匂いは匂いを超えて
心の中に染みわたり
そして無限に広がっていく

詩とて同じ

小さな小さな
言葉が詰まっている1つの玉

その言葉は言葉を超えて
心の中に染みわたり
そして無限に広がっていく

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−香玉− Copyright ぽえむ君 2006-05-11 10:17:27
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