緋目高の子
士狼(銀)



今朝、
新しく生まれた緋目高は
糸のような体を誇らしげに揺らし
円筒の中を支配し始めた

その傍らで
親たちは死に絶えたのだが
きっと、あの孤は知らない
悲しみも、
涙の流し方も。





死因が分からない…


携帯写真+詩 緋目高の子 Copyright 士狼(銀) 2006-04-30 17:14:01
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