夕暮れ
なごまる

家路をいそぐお父さん達が
 バイクに跨って知らない街にやってきた僕を
  少しだけうらやましそうに見てる気がした

だから僕はかっこつけて
 夕暮れの空を見上げてたんだ

そんな街の交差点だったんだよ
       君と出会ったのは

となりの彼氏はいい気分で歌っているのかい


まあ 君みたいな子をナビシートに乗せていれば
  誰だって歌いたくもなるさ


僕が口をパクパクさせて
 彼のものまねをしたら君は微笑んでくれたね
  その笑顔が とてもうれしかったな


信号が青にかわったらさよならだけど
    僕の旅はまだ始まったばかりさ


    夕焼け色の思い出に




 (2002・早春・旅先で) 



未詩・独白 夕暮れ Copyright なごまる 2006-04-27 22:20:08
notebook Home 戻る