ぽえむ君−飛行−
ぽえむ君

ぼくは詩人

なぴく風も風
吹き荒れる風もまた風

今日もまた

朝の散歩をしていると
紙飛行機に出会いました

とても小さな紙飛行機が
いくつもいくつも
草むらの中に落ちていました

まるで何かの虫たちが
群れを成して止まっているかのよう

赤や青
時には金や銀まで
色とりどりに
気がつくと自分を中心に
円を描くように

そよ風の中を
ぱたぱたと羽をはためかせ

吹き抜ける風とともに
いっせいに浮き上がる

その羽は翼となり
大空へ

ぼくも一緒になって
その心を飛び立つ

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−飛行− Copyright ぽえむ君 2006-04-23 15:48:50
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