破壊は一瞬構築は無限
こめ

寒い冬の空果てない心と

かじかんだ手をこすりあわせる僕がいた

カチカチと腕時計の秒針がうるさく

すれ違う人たちが

全員僕のこと見て笑っているようにみえて

悔しくて走って逃げた

影の中を貼っている小鳥みたいな

ぼくはなぜ生きているのここにいるの

ぼくはなぜ雨の中でビショビショになっている

ぼくはなぜ泣いているのか

神よ教えろ

破壊いは一瞬

構築は無限

人の努力は些細なことは

むなしい音を立てながら

崩れ去る

悲しみと共にね





自由詩 破壊は一瞬構築は無限 Copyright こめ 2006-04-17 17:21:15
notebook Home 戻る