ぽえむ君−桜花−
ぽえむ君
ぼくは詩人
言葉の数が少なくても
通じ合える気持ちが大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
桜の木に出会いました
その木の枝には一枚の紙が
結ばれていました
ほどいて見ると
歌が一首
ひととせの桜を眺め舞う姿
ちとせの春を
手繰
(
たぐ
)
り想う
その紙の裏には違う人の筆跡で
ひとときの桜の花の散る姿
かたときの春を漂い想う
何も思い浮かばないぼくの肩に
1枚の桜の花びらが
ひらひらと舞い降りてきました
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−桜花−
Copyright
ぽえむ君
2006-04-10 12:24:13