もし共に歩けるならば
まきび

あたしたちは
そろそろ学ばなければならない
真実の愛とやらが
どんなものなのか
好きな人を思いやりながら生きることが
どういうことなのか

あなたは今
知らなければならない
不平を言いながら足を組みかえることではなくて
相手の心を感じようとすることを

あたしはただ
覚えなくてはならない
いつまでも変わらない距離というものが
ほんとうにあるのだということ

あたしたちはいつも
仲の良い友達できたけれど
重い腰をあげて
探し始めなくてはならない
自己中心的でない
愛の形を
もう子どもの頃のようには行かないのだから

あたしたちは
いかようにも変わらなければならない
分かったふりをせずに
危機と向き合わなくてはならない
喧嘩をするのではない
話し合うのでもない
あたしとあなた独りっきりの時間で
考え 感じ続けなくてはならない

続くか終わるかは
あたしたちの関係を模索し始めた
あたし次第
また あなた次第
いい明日を待ってみようじゃない


自由詩 もし共に歩けるならば Copyright まきび 2006-04-09 01:48:49
notebook Home 戻る