ぽえむ君−石碑−
ぽえむ君

ぼくは詩人

美しい感情は
時代を超えても
伝わるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
石碑に出会いました

 あかねさす 昼ののどけき 草むらに
  水の流るる 春のおとづれ

誰が詠んだのか
そんなことはどうでもいいこと

いつの時代に詠まれたのか
そんなことはどうでもいいこと

「あかねさす」が「昼」の枕詞であること
そんなことはどうでもいいこと

「おとづれ」が「音」と「訪れ」の
掛詞になっていること
そんなことはどうでもいいこと

ぼくの周りには
この歌と同じように
草の匂いと
流れるせせらぎの音が
心の中に響いていました

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−石碑− Copyright ぽえむ君 2006-04-08 00:39:32
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