影踏み
おっとっと


人と向き合った時の

笑顔の裏を想像する

他ならぬ

自分自身の裏を


偽り

騙し

繕う

誰しも持っているであろう

その

一部分を


何の躊躇も無く

遠慮も

手加減も

せずに


剥がして

真正面から

見つめる

その表情は

厳しいながらも

真摯な眼差し


何かを

探索する

意思に

満ち溢れている


そう

願いたい


未詩・独白 影踏み Copyright おっとっと 2006-04-04 21:10:41
notebook Home