ぽえむ君−素朴−
ぽえむ君
ぼくは詩人
素朴なものほど
そこに真実が
あるのかも知れない
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
春に野に咲くたくさんの花々を
両手で抱えていました
どの花が一番きれいかな
そう聞かれたのでぼくは
綺麗と想ったものを集めたものは
それは大きな1つになるのだよ
と言ってあげました
きょとんとした顔で立ちつくす
彼女の後ろで
うぐいすの綺麗な鳴き声が
聞こえました
これもまた大きな1つ
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−素朴−
Copyright
ぽえむ君
2006-04-04 13:49:20