ぽえむ君−着眼−
ぽえむ君
ぼくは詩人
価値はそのもの自体にあるのではなく
価値を評価する価値にあるのかもしれない
それはぼくの努力
それはみんなへの認識
今日もまた
朝の散歩をしていると
写真家に出会った
道に咲いている花や
周りの風景を
気持ちを込めて
シャッターを押す
その瞬間
なんのへんてつもない場所は
生を与えられたかのように
全てに活気がみなぎる
それはまさに
その写真家が綺麗に写そうとする
心そのもの
自分がそれを美しいと想えば
相手は綺麗になれるのだと
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい