投げつけられて
アマル・シャタカ
あなたの胸に投げたはずの
いつか霞んだ想いの欠片
あめの雫に流れて消えた
いままでここにあったもの
あすの彼方に投げつけられて
いたたまれずに割れていく
あくなき思いの砕けゆく先に
いつもいるのは幻だけ
自由詩
投げつけられて
Copyright
アマル・シャタカ
2006-03-31 14:56:25