ぽえむ君−授業−
ぽえむ君
ぼくは詩人
理想と現実
感情と理性
どちらに偏るのではなく
接することが大切
それはぼくの均衡
それはみんなへの安定
今日もまた
朝の散歩をしていると
教育者に出会った
やたらとやかましい
感情と理性ではなく
本能と理性が対義語とまで指摘する
理屈だの技法だの解説だの
詩人にとってはうんざり
でもぼくの詩に耳を傾けて
熱心に読んでくれる
何かを感じる瞬間も
ことごとく伝わってくる
この教育者は詩について無知ではなく
無垢なだけのだ
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−授業−
Copyright
ぽえむ君
2006-03-30 09:52:26