孤独
命鈴

貴方の香りを消す為
冷たい風に当たり 温いシャワーを浴びる
それらに貴方を重ね
私はまた独り、朝を認めるの

ガラスの瞳は二度と消えん
愛だけを所望し
利己を覚えた私の愚かな事

私の醜さを映すのは貴方の言葉
それは快楽的、殺意的
身を清めても消せぬ香りを残すのも貴方
何時からか、私を支配するように成って居た。
否、私が支配されたがって居たのか・・・

触れてて欲しかった
鋭い爪で、優しい指で。

私を惨めにした貴方
心まで犯された今、私は貴方の傍には居れない
きっと使い古された物は求めてない筈だから。


自由詩 孤独 Copyright 命鈴 2006-03-27 19:39:59
notebook Home