みどりの子
LEO

天上から
光の粒がおりて
みち満ちてゆく
ときは、春

天から与えられたのは
生きる力と活かす知恵

朝露を唇に
 目に触れない透明な息
両の手で
 肌に感じる柔らかな息
目ざめたばかりの
 この産毛をゆらす


春の嵐をいくつ越え
満天の星に見守られ
いつかは青く
光の玉を持って
枝という枝に
輝くときを


うふふ
と、
笑みの連鎖は止らない


自由詩 みどりの子 Copyright LEO 2006-03-25 21:37:25
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