Punch Drunk Times
プテラノドン
退屈なのは自分のせい――と、かつて僕らは
それを殴っていた。うとうと眠りかけた時間を
時計のなかで凍っていく時間を、叩き起こすように。
おかげで今じゃ、僕らの時計はパンチドランク。
秒針は、わずかなすき間を行ったり来たりするだけで
立ち止まる事がないにしたって、ちっとも前に進みやしない。
あるいは、刻まれていくスピードは皆と同じだったが
測定可能な未来だとか定められた運命だとか、あらかじめ
設定された着地点を――「!」で示されたそこを
僕らの時計が、その針が、通り過ぎる際に鳴り響く
笑い声はパンチドランク!