しあわせなせかいのおわり
渡邉建志
しろいけいこうとうのしたで
あなたのはだはとてもすきとおってきれいにみえた
あなたのはだのふくらみやくびれをがいねんでなぞりながら
わたしはしずかにしゃせいをした
でんきゅうのしずかないろのひかりのしたで
あなたのよこがおはやすらかで
わたしははなしたり
はなさなかったりした
はなしてもはなさなくても
とてもやすらかだった
あなたのへやはどこもしろくて
あなたのふくのようになじんでいた
ラウル・デュフィのえのように
うつくしいものがよはくにうかんでいた
よるにしかはしらないかもつれっしゃの
しずかなおと
がたん ごとん がたん ごとん_
そこがせかいのおわりだった
しあわせなせかいのおわりだった
未詩・独白
しあわせなせかいのおわり
Copyright
渡邉建志
2006-03-07 21:19:33