3隊ラーメン
湾鶴
3つどれでも228円という
お得なラーメンを買った。
☆ヒラーのおはなし☆
しばらく歩くと
雪をこんもりかぶった
ポストと会ったので
袋のまま口に入れてやった
ゴショ ゴショ
バ、リバリ・・・。
ガシャ。
ほぅ。
「やっぱり、生が一番ですポス。」
どうやら お口に合ったらしい
☆フラーのおはなし☆
家に帰ったら、腹を空かせた
掃除機が転がっていた
部屋にあるものを食うのは
飽きたらしい
急いでラーメンを作ってやった
湯気が漂い切らぬうちに
すごい勢いで汁まで飲み干した
「ゾウは鼻ではメシは食えないでソウ。」
どうやら 猫舌ではないらしい
☆ミラーのおはなし☆
そろそろ お腹がすいてきたし
また ラーメンをゆでた
冷蔵庫の野菜でも入れよう
ばさっ。
冷蔵庫を開けると
赤い暖簾が掛かっていた
ら 〜 め ん
どうやら 今日から開店したらしい
においに つられて
オレンジランプの店内にはいり
「冷蔵大将らーめん一丁!!」
勢いよく注文した
「兄ちゃん、3パック目だしなぁ」
おお、僕はすっかり忘れていたが
ラーメンを作っている途中だった
さすがに食材に関してはプロだ
彼は僕から3パック目の麺を
すばやく受け取ると
あれこれブチ込み ら〜めんを作った
「冷さん、ザ・男の料理っすね。」
「だまって食え。」
男らしさにしびれた
爪楊枝と記念に箸袋を持って
店を出た