星ヒトツ咲ク
まほし

(みえる?)
みえるよ
(きこえる?)
きこえるよ


空の色も 土の声も
自分の魂の熱いゆらぎも


氷の蕾だった五感が
白い星になって咲いた
「私」という宇宙は はじまったばかり
「私」という宇宙は はじまったばかり


暗闇から 光
空は 三寒四温を繰り返し
土は 目覚める命の多さに
大地震を起こしそうだ


葉脈と根っこは 万物に連鎖する
内に外に成長する「宇宙」
内に外に成長する「宇宙」


天地から分かれていても
切り離すことは出来ない


地球という球と 年月という円の
一点に眩しく咲いた
小さいまま大らかに 生きていきたい
小さいまま大らかに 生きていきたい




自由詩 星ヒトツ咲ク Copyright まほし 2006-03-04 09:20:53
notebook Home 戻る