無題
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おはようございます
挨拶ができます
同じように
詩を書く

俺たちには
考えてはいけないことがあって
それは一日に数分やって来る
深い穴に潜りこんで
だらしなく考える
↓↓↓↓↓↓↓↓
つきおとされる夢







なあ、いま俺は口語だ
それより知ってますか?
イケメンに寿司ぶつけると死ぬらしいんですよ。
これを知ったとき俺、ロッテリアにいたんですけど、思わずニッコリしちゃって、
わー早く寿司買いに行かなきゃって、急いで立ち上がったもんだから、メロンソーダこぼしちゃいました。
それを見て笑ってたイケメンたちを、俺は殺すことができるんです。ああ魂の寿司殺し!

俺から切り離れた詩人を改めて愛することができたとき
俺は文語にもなれる







かっかかかかかか渇水してるんです\だからリターンキーは引っ剥がした\もうそこを押すたび行を変えて改めようとはしない\俺は繋がっている\長々と一文で\どこまでもどこまでも切り離れない\俺は吃音\だからAから始めてンで終わることも覚えた\教会じゃ嘘でも罪でもアーメンでケリをつけるように\ぽっぽっぽっぽ\いまや空白が殺し文句なんだよね\(チラシの裏のメモみたい!)\感慨無量の沈黙音楽(さあ、改行様のお出ましだ!)

大雨の街道抜ける自転車の群れ
跳ねた水玉が(チチチチチチチチチラシの裏みたい!何百枚も紙吹雪!)ささくれだつ
いわれのない感情がなにかに化けると思うな
かなしみはただ冷飯のように押し黙る

ああそんなことより見てごらん
あの柔らかなティッシュの中で死んでいった出会わない幾億もの俺が
もう名前や保険証やテレビ雑誌なんかいらないって
道の向こうのショーウィンドウから
尻文字で信号を送っている
その絶望的な愛!愛!愛!愛!愛!愛!愛!愛!愛!
(いつも心に絶望を!)
改められない情念だけが行に残る
その体温
その結果!


(ああああああああ愛!)


俺は吃音\まじり続ける純白のメモ用紙\俺は吃音\清々しい堤防の風景\俺は吃音\部屋に転がる湿った呼気を集める清掃夫\俺は吃音\抱きしめられたいカーニバル\俺は吃音\詩を寄生させてある\俺は一辺を守るためだけの油膜\俺は吃音の詩人\名前はまだない







にほんごではなそ
にほんごだいすき
にほんごだきしめてことばのさいはてまでぶっとんでいこうぜ


未詩・独白 無題 Copyright --- 2006-03-01 08:36:11
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