三日三晩
たもつ
フライドポテトを
鉛筆削りで削り続けた
すっかり疲れると
ハンバーガーに
紙やすりをかけた
やがて消えてなくなる
という結果は
すべてにものに等しく訪れる
四日目の早朝
窓を開け放ち
僕の名付け親だった寂しい親戚は
一番遠くの海に飛び込んだ
自由詩
三日三晩
Copyright
たもつ
2006-02-17 19:09:47
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