『君の束縛の仕方』
梅ゼリー
君は、
柔らかく熟れた果実を、優しくツツくふりをした
けれど、手の平に乗せて
ゆっくりと握ってしまうようだ
愛おしいといったような表情を浮かべたまま、
締め付けた指先に
垂れてゆく甘酸っぱい雫は、
君のことを きっと
許してはくれないだろう
自由詩
『君の束縛の仕方』
Copyright
梅ゼリー
2006-02-17 02:34:23