青空色キャンパス
腰抜け若鶏

気が付けばもうこんな所まで来たのか
もう自分には生きる意味なんて
そう呟いて暗闇の中たった一人で泣いてたっけ

いつだったっけなぁ? 僕は変わるんだと誓ったあの日は
結局僕の中身はあの頃と大して変わっちゃいない
格好付けて強がり言うことを覚えただけ

それでもさ 僕の行く先にはいつも青空色キャンパス
目一杯に両手広げて大きな夢を描こう 
その気になりゃ世界チャンピョンにだって 
夢の終わりなんて信じない 
その先にあるのはろくなもんじゃないってもう知ってるから

みんなで馬鹿なことやって大笑い
一体何が楽しいんだか
そう呟いて指くわえた物欲しげな自分がいたっけ

いつだったっけなぁ? 僕と遊ぼうって誘ったあの日は
結局僕の中身はあの頃と大して変わっちゃいない
くだらない冗談と気の利いた嘘を覚えただけ

それでもさ 僕の片手にはいつも青空色キャンパス
目一杯に両手広げてまだ見ぬ今日を描こう
その気になりゃ世界の救世主にだって 
可能性の限界なんて信じない
その先にあるのはつまらないもんだってもう知ってるから

我慢できずにこぼれ落ちたたくさんの涙が
今の自分をこうやって支えてくれてんだ

まだ涙の味を知らない人には熱いエールを
その目が涙で濡れてる人には優しい笑みを

自分だっていつまた泣きじゃくるのか分からない
だけど

それでもさ その胸にはいつも青空色キャンパス
目一杯に両手広げてあの太陽を描こう 
こぼれた涙は勇気に変わる 
辛いだけの人生なんて受け入れない
そうやっていつだって明るい明日を信じていたいから


自由詩 青空色キャンパス Copyright 腰抜け若鶏 2006-02-15 08:55:37
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