ラストバレンタインデー
恋月 ぴの

甘い香りを予感させる小さな箱
赤いリボンが可愛らしくて
君の笑顔はいつも素敵で
両手で受け取るファミマの小箱


でも…何故か心に残るわだかまり
それは君が他の男友だちにも
同じ小箱を配っていたから
かも知れない…たぶん


うれし悲しさはぷらぷら
夜空にふるえて
言い出しかけたコクリに向かい風


義理チョコはかたかた
男心にむなしくて
ウザイ科白はキモイやつだと空っ風


自由詩 ラストバレンタインデー Copyright 恋月 ぴの 2006-02-10 07:49:35
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