いきおくれ
合耕

無事故で改革 大化の改新
バラバラに刻む前の貝殻ばかり足の裏に当たってきて冗談みたいだ
砂粒はこれ以上細かくならないって知らない人が
一面を海にして
背中を反らせたから
太陽光はここで乱反射する 本当に乱反射する

太めの人が消火器持って来たってね
その次の細めの人と間違わなかったかい
急に 横移動に変わって
走って来たかどうかなんてみんな忘れてる
はずだったのに 傾けた手のひらに合わせて視界が縮まない
見つけたいものがわからない 
そんなとき 足の指の爪を一瞬見えなくした
君はやっぱり いきおくれだ

誰も 彼も 海パンの股ぐりのことしか頭になくて 嬉しい


自由詩 いきおくれ Copyright 合耕 2006-02-02 08:00:23
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