世界の向こうのたった一人の君へ
Kj

夜 たった一人で

街の灯りを 見つめて

僕 たった一人で

遠いあなたを さがして


いつのまにか たった一人

僕は たった一人

つなぐべき 手もなくして

つむぐべき 言葉もなくして


僕はこうして 歩いて

街灯に照らされて

吐いた息 白くて

舞って 消えていって


夜 一人ぼっちで 泣いて

また少し 歩いて

道端の花を 見つめて

その影に 涙落として


世界の向こう側

たった一人の君へ

大切な君へ


好きだよって 言いたかった

ずっと好きだよって 言いたかった


自由詩 世界の向こうのたった一人の君へ Copyright Kj 2006-02-01 18:55:15
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