船長デイヴィッド・ウィルソンが直ちに俺を不能にした時の歌
鏡文字

  
ドライヴに行った
内側をぐるぐる回転して とうとう下に落ちたっけ
でも大丈夫 船長デイヴィッド・ウィルソン
俺たちはとても上手くやったから
でも上手くやれなかった俺たち以外の1人の彼は
「そうそうあいつはどうしたっけ」とビル
でも大丈夫 きっと生きている
俺たちはとても上手くやったんだ

今日は 今日こそは外出なんかしたくない
連れていかないで ねぇ船長 でも船長
俺たちは行かなくちゃならない
胃がいたくて こめかみが痛んで 死にそうだよ
「死んでんのかも」とビルが俺をつつく
「死んでんのよ」とマルレーンは俺に火をつける
船長デイヴィッド・ウィルソンにはこのことを言ったのかい
船長ときたら そりゃあよく笑わせてくれて
俺は大好きだった

俺の近くの川はみんな速すぎて
これじゃ何も悟れないよ船長と泣いてるところへ
船長デイヴィッド・ウィルソン 俺に鋭い百角形を一つ
ねぇわかってんのかい 死にそうだよ
「百角形だもんな」とビルはブランコにとびのる
「死んでんのよ」とマルレーンは俺を手短に処理する
そうそうあいつはどうしたっけ 俺たちはとても上手く
「死んでんのよ」とマルレーンは小さくなった


自由詩 船長デイヴィッド・ウィルソンが直ちに俺を不能にした時の歌 Copyright 鏡文字 2004-01-28 00:05:30
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