バーバ子、田園生活になみだをひく
バーバ子

緑田が消えたのはゴロウダのたんぼのほうからだった
風は扉を開け閉めするのにいそがしいテーマのバラは最高のしじまに身をひそめている藪の
恋を切って切ってカタストロフの芝煮えたつバタンバタンと声ばかりゴロウダ
方向の中で
何が悲しいのだ蔦はクーを絡まり
続け
水色のデブの得意げな顔ばかり
晴天の水車に回る
めぐるをしる
男たちの手
芝刈りと女の汗


自由詩 バーバ子、田園生活になみだをひく Copyright バーバ子 2006-01-23 19:42:41
notebook Home 戻る