君が朽ちても
*くろいうさぎ*

君が骨になる時 皆が嗚咽した
そんな中 私はポツンと立ち竦み
少し遠くの 違う人が骨になるのを少し見ていた
微かに
苦しかった

空が青く
冷たい風が吹く
何一つ 変わった事などなかった

待ち時間の時軽い食事は喉を通らず
飴玉を一つポケットに入れた

帰り道に
赤い飴玉を口に含み
想い出と共に
溶けて 無くなった……


自由詩 君が朽ちても Copyright *くろいうさぎ* 2006-01-16 08:09:35
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