まんぼう
日朗歩野

僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で
少し微笑んでみたりして


僕はここでプカプカしている
ある日
君が去った 君が去った

僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で
少し泣いてみたりする


僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で
涙と海の境目がわからないことについて考える

(僕は生きていても死んでいてもプカプカなのではないだろうか
そうしてどこにも境目が見つけられないのかもしれない)


  またいつの日か君にあえるかな?


僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で



自由詩 まんぼう Copyright 日朗歩野 2006-01-13 23:13:22
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