因果
こしごえ

つじつまを合わせようとすればするほど
ずれるのは無理をしているから
そんな私無理をしているつもりはないのだけれど
ため息が出るのがさみしい


自分を偽ることをやめる
それが
磨硝子の淡いうすさでろ過された
旅をしてきた私の形象
私に私がどう映るかではなく
どう見るか
光は光影は影


コンビニエンス・ストアの深夜
店外で光を放つ殺虫マシン
あれなんていうんだっけうす紫の
光に誘われて恍惚としたら感電死
こわいったらない


カワイイ子豚チャンネ
なんて豚肉だって食べるクセニ
おかしくってどうしようも無い


囚われないことにも
囚われず
(私)
生きるのですから
それ相応に





自由詩 因果 Copyright こしごえ 2006-01-04 17:37:31
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