足跡のある風景
玉兎


おぼろげに歩く人の姿が
僕の前をふわふわ通り過ぎてゆく
心が軽いのか
体が軽いのか
真理は定かじゃない

ひとひとり
ひとふたり
つられて
足跡だけが
とうとうと続いて
風にさらわれては
意識を失ってゆく
孤独


自由詩 足跡のある風景 Copyright 玉兎 2006-01-01 03:08:01
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