あさとよるのあいだで
八月のさかな

おおきな雲とか
もっとおおきな空とか
数え切れない窓の灯りとか
やみそうにない車の流れとか
虫の鳴き声とか
がしゃがしゃいう工場を育ててる人たちとか
そんな夜の中で、うたを歌ってるあたしとか

からっぽの胸を抱いて ことばに出来ない涙たくわえて
じぶんも 他人も 朝も 夜も 嘘も ほんとうも 好きも 嫌いも 何もかも
がまんできなくて

それでもしあわせについて考える

これは
弱さなのかな
それとも 
強さなのかなあ


自由詩 あさとよるのあいだで Copyright 八月のさかな 2005-12-30 21:28:21
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